高麗大でのトウミ体験が楽し過ぎたので、書きます。
韓国留学を考えた事のある方なら一度は耳にするであろう「トウミ」。大学の本学生(=トウミと呼ばれます)が留学生をサポートするシステムとして多くの語学堂で実施されています。私の行っていた高麗大学の語学堂(韓国語センター)でも、トウミの制度が実施されており私も留学前から参加を楽しみにしていました。どんなトウミに会えるかな…自分は30代だし、若い大学生のトウミと話が合わなかったらどうしよう…とか(笑)。
通常、一人のトウミ(韓国人の大学生・大学院生)に対し複数の留学生が充てられるので、トウミ以外で一緒のグループになるメンバーも気になりました。大体一グループ3~5人程度。
語学堂で学期初めに参加を申し込むと、学校側で勝手にグループを決められます。その後、教室にトウミの子が迎えに来てくれたり、事務局に伝えてある連絡先を元に自分の所にトウミから直接連絡が入り、初対面を果たします。
トウミ体験をやってみたい!という留学生は多いので、高麗大の語学堂では新入生に優先的にトウミが充てられ、2学期目以降は人数調整等の都合で運が良ければ参加できる…という感じでした。実際私も人数オーバーだったのか2学期目はトウミを組んで貰えなかったです。
で、私はどんなメンバーだったかというと、韓国人の大学院生のトウミ1人と中国人の留学生、そして私の3人メンバー。そしてなんと…私以外二人とも既婚者(笑) 年の離れたギャルいトウミだったら…と想像していたのが、まさかの展開。完全に想定外。学校側が年齢も考慮して組んでくれたのか、3人とも比較的年齢も近く、すぐに打ち解けました。
トウミの活動には基本的なルールが決められており、「最低週◯回は集まって、語学や文化の交流をしたり、授業で分からない所をトウミに聞くこと」となっています。学校によって多少違うと思いますけど。集まる日時や、具体的に何をするかはそれぞれの自主性に任されていますが、大抵みんなカフェで集まっておしゃべりしたり(もちろん会話の練習)、トウミが積極的に働きかけてくれるグループだと、文化施設や色々な所に行って韓国の文化等を教えてくれます。まあ、ぶっちゃけ遊んでるだけでも、やる事全て「体験」なので、結構なんでもありです。要は友達作りの最初のきっかけを学校側が作ってくれてるような感じ。
私たちはアジア三か国メンバーだったので、毎回学校のカフェに集い、アジアの社会情勢やニュースのネタをテーマに「××について日本ではどうだ」とか「中国ではこうだ」とかそんな話で盛り上がっていました。気持ちだけは、アジアの首脳会議さながら。。トウミの子がまた頭が良いのよ…。内容が内容なだけに、会話に出て来る単語がムズ過ぎて、中国人メンバーの子(通称オチャメ)と毎回メモを取りながら、トウミに「それなんの意味…?」と質問しまくりでしたが、それ自体いい勉強になったし、めちゃくちゃ楽しかったです。日本に対する色んな質問が出たのも新鮮で面白かった。「この間ニュースで、日本が令和という時代になったと聞いたけど、来年は何になるの?」とか。
私のグループのトウミは、彼女自身、海外で生活をした経験があり、外国での生活の大変さが良く分かるから…と、言葉の面だけでなく、色々な面でサポートをしてくれました。自宅に招待して韓国料理を披露してくれたり、最後の時は近くの薬令市場を案内してくれたり。本当によくしてくれたな。。涙
トウミ活動でどんな子とグループになれるかは、それこそ運。中にはフェードアウトしちゃうパターンもあったり(ホントはダメです)、あんまり楽しめなかったというパターンも時々聞きますが、それも含めて留学中ならではの体験。オンライン授業になった今でも、トウミ活動を実施している語学堂はあるので、興味のある方は是非参加してみて欲しいと思います。 面白い体験が出きるかも。